東作州地歌舞伎保存協議会について

伝承される地歌舞伎

歌舞伎は江戸時代の幕開けとともに、庶民の中から生まれた芸能です。

 

出雲の巫女、お国一座が始めた、「かぶき踊り」がルーツとされ、時代の流れの中で、重厚長大なストーリーを持つ「歌舞伎」へと進化をして行きます。 歌舞伎は、幕末以降日本中で大流行し、江戸や、大阪では大規模な劇場が建ち並び、芝居見物はひとつの文化として確立されます。 地方では、セミプロの歌舞伎集団が各地に生まれ、興行を始めました。 農村の若者たちは見様見真似で歌舞伎を始め、歌舞伎は農村の数少ない娯楽として昭和初期にかけて流行します。農民たちの演じる素人歌舞伎は、土地(地元)の者で行う歌舞伎として「地歌舞伎( じかぶき)」あるいは「地下芝居( じげしばい)」と呼ばれます。

 

東作州地歌舞伎保存協議会
東作州地方の地歌舞伎は、各村の神社に建てられた歌舞伎専用舞台で、田植えと収穫の後の村祭りと連動し催され、夕方に始まり夜更けまで行われました。

村人はそれぞれ酒肴を持ち寄り、客席からは掛け声が飛びかい、若者は出会いを求め、村々の芝居を渡り歩き、地下芝居は村の社交場として大切にされていました。

しかし、第二次世界大戦の混乱と、戦後の高度経済成長期の中、映画やテレビなどの新たな娯楽の台頭と、農村からの人口流出により、各地の地歌舞伎は次第に姿を消して行きます。

平成23年度、岡山県の呼びかけにより、岡山県北の東作州地方で活動を続ける4団体「横仙歌舞伎保存会」「松神会」「粟井春日歌舞伎保存会」「美作市勝田歌舞伎保存会」の情報発信、人材育成、更なる技芸の向上を目的に「東作州地歌舞伎保存協議会」を発足しました。農村の原風景とも言うべき地歌舞伎を未来へつなぐ活動を展開していきます。

 

東作州地歌舞伎保存協議会の活動
定期公演

東作州地歌舞伎保存協議会では、広く地歌舞伎に親しんでいただくことを目的として、定期公演を開催しております。

主に以下の日程で行われております。

■横仙歌舞伎保存会

年4 回の定期公演 横仙歌舞伎四季の公演を開催出張公演、慰問公演も積極的に行っています。

■美作市勝田歌舞伎保存会

美作市芸能発表会への出演

■松神会

毎年4 月に横仙歌舞伎四季の公演「春」を松神神社歌舞伎舞台で開催

■粟井春日歌舞伎保存会

毎年10 月第一の土日に粟井春日歌舞伎公演を粟井春日座で行開催。
平成10 年からは地元の小学6年生全員で上演する子ども歌舞伎も催され好評です。

 

保存・伝承

■こども歌舞伎教室の指導

・横仙歌舞伎保存会:平成8 年に開講し、横仙歌舞伎の見所として定着しています。

・美作市勝田歌舞伎保存会:平成17 年から、子ども三番叟の指導を続けています。

■歌舞伎教室

一般の大人向けの歌舞伎教室も開催しております。

地下芝居の文字通り、庶民の庶民による庶民のための地歌舞伎は、地元の文化活動として保存会でない方にも親しまれています。

地域外との交流

横仙歌舞伎保存会では、出張公演や、慰問公演も積極的に行っております。

 

 

 

東作州地歌舞伎保存協議会

TEL 0868-36-3034 勝田郡奈義町豊沢327-1(奈義町文化センター)

Ⓒ 東作州地歌舞伎保存協議会 East Mimasaka Local kabuki Preservation Committee